ぼくには、なにもなかった、はずで、なにものにもなれない、はずで、生きているなんてうまくできない、はずで、そういうものだと、そういう、はずで…… ぎりぎりの月を眺めては、きみを殺す。 きみはいつものように、柔らかかった。きみの頸がぽきぽきと音を…
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