花束はいらない
うつくしいこと。うつくしいことをしたい。祈りを愛すること、たしかにうつくしいと、思うのです。
明日、誰にもわからない。私が死んでしまってもいいように、死んでしまったら、私の欠けたティーカップで、一緒にお茶を飲むかもしれないじゃない。きっとそれは、薔薇があしらわれたピンク色の、たぶんね。
うさぎの耳は、いつも長いけれど、短いのもとってもかわいいし、しあわせを祈っても、いくらでもかわいいから、好い。
あなたのなかに、愛がなくても、きっと誰かがあなたを愛しているはずだという、そう信じるだけでいいんだ、愛はたしかに、そこにあるよ。
はんぶんこしよう、愛を。
きみのまごころは、痛みで、わたしのまごころは、いつだって歯がゆかった。伝わりもしないまごころに、意味がないだなんて、泣かないで。信じていたら、まごころはいつもそこにあって、わたしはそれに気がつけなかっただけだったのだなあ。
素敵な感情を、消費してしまうの?
傲慢さ、受け容れなくていいという、その傲慢さ。いつまでも、持っていてね。
私は、運命だと信じていたから、あなたを運命だとたしかに信じていたから、あなたのもとに私のボトルメールが届いているでしょう?それだけで、いいんだ。
私は、気持ち悪い夢をたくさんみました。
人間って、気持ち悪いのに、いつまでたっても生きていて、なんだか愛らしくなっちゃった。私が、人間だという確証も、ないけれど、それでもいいから、人間を愛していたいんだな。
ベッドのしたにいる、君へ。いつになったら、出てきてくれるんだい。本当の、わたしなの?
私の本棚は、今日もうつくしいです。だれにも荒らされることはなく、うつくしさを保ち続けています。
私は、あなたにいつまでもうつくしい風景をみていてほしいと思うのだけれど、それも、きっと無理なことなのでしょう。だけれども、それでも。願うことは、できるのだから。
私の夢に、私をいじめていた子が出てきて、私に懺悔しているのだけれど、私は、あなたのしたことを、許さないし、許すことはできないの。許さなくて、それがいいの。わからないけれど。きっと、答えはでないけれど。
私は、しあわせになりたい。そうして、あなたもしあわせになれたら、どんなにしあわせか。そう祈ることは、きっと罪ではない。
花束は、いらない。