水鏡文庫

Twitter→@Mizukagami100

桜桃と純白

 

今年の桜桃は美味しいとか、毎年毎年比較されてるけど、桜桃なんて毎年いつも美味しい。苺だって、苺なんだから美味しいよ。毎年違っていいんじゃないかな。多分。

 

桜桃といえば、6/19がたまたまヴァイオリン休みで桜桃忌に行けた。めっちゃ最高。運命じゃんって思った。禅林寺近くのスーパーマーケットでさくらんぼを2パック買って、ひとりでお供えした。あの時の私が生きたのは紛れもない太宰のおかげだから、ほんとに感謝しとく。聖域だし、過去と向き合わなきゃなんないから、誰かを連れてはいけないけれど。それでよかったんだよ。いま生きてるの肯定できる気がするし、太宰の墓が桜桃忌にさくらんぼだらけの真っ赤になるの、鮮血みたいでめちゃくちゃ綺麗だよ。意味わからんけど、好きなんだ。鮮血なんて、生きてなきゃ出せないから。

 

生きてなきゃ出せない色、たくさん出していきたいなって思うんだ。生きてると色がいきいきしてるでしょ、それが好きなんだ。人間のこと、死ぬほど嫌いなんだけど、死ぬほど愛おしい。人間って気持ち悪いから大好きなんだ。だから、私は人間になりたい。

 

6月ってジューンブライドだからかもしれんけど、純白な感じがする。純白通り越して蒼みたいな。前に『蒼の純白』ってタイトルの短編創作小説書いて、それでなんかずっとタイトルだけ頭から離れないの。まあ、とにかく6月って白い。

 

家庭教師やろうって思い立って、いろいろ頑張ったのに、結局なんかだめで、もうだめだめで、死ぬくらい自己肯定感が下がった。この世界の悪いことは全部、私が生きてるせいなんだって思い込んでた高校のとき、それほどじゃないし、だけど私が生きてると知らないうちに他者を傷付けるんだって、また悪い方向に考え出しちゃって。ぐにゃぐにゃに曲った認知をやっと少し直したのに、またちょっと曲ってきて、あぶないあぶないって自力で直そうとした。で、失敗して、色んなひとに相談して心を助けてもらった。助けてって言うことは、案外、悪いことではないらしい。

 

大学のカウンセリングセンターで、珍しく予約入れて、カウンセリングしてもらったら、私のこの状況を、欲張りって表現されて、ちょっと傷付いたけど、いまはなんにも気にしない、ようにしている。知らないうちに6月は終わっていた。

 

ささやかな、抵抗。

 

Twitter以外で、好きなものの話をするのは、やっぱり苦手なまま。

 

あーあ、やる気なんてもともとないよ。

 

イルカがみたい。とにかくイルカ。私の部屋にイルカ、いるか。だけど、やっぱり本物は違うんだと思うよ。

 

なんにもしたくないから、なんにもしないでいたいけど、そうはいかないじゃない。生きてると知らないうちに、いっぱい疲れてる。もうちょい、生きるの上手くなろうね。

 

不良娘で悪かったな。