水鏡文庫

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しあわせを積み重ねて

遅ばせながら、あけましておめでとうございます。というかもう、寒中お見舞いかな。2019年もこうやっていろいろ考えたことを文字にしていくから、そのつもりだから、よろしくね。きみへ。 かぜをひくと、あーあ、いろいろ考え込んじゃって憂鬱になってしまう…

はりついた孤独

のどがひりひりする。ひりひりするのどにべったりはりついた孤独が嗚咽になる。悲しかった。 私の欲望は、いつも他者を介してでしか存在していなかったことに気がついて、この手は誰のために動いているのか、この血だらけの腕から剃刀を離すことができなかっ…

きみの横顔を

きみが生きていたという、その事実が、私を生かしているのだと。 月の淡いひかりに照らされたきみの横顔は、あまりに生きていて、なまなましくて、おもわず目眩がした。まるで、私が生きているというむきだしの事実を突き付けているかのようだ。それはあまり…

ぼくのぬけがら

私の存在が、そこにあることが、ひどく不安で、今すぐ透明になれたらいいのに、クリームソーダのちいさな泡みたいにしゅわしゅわ消えてしまえたら、どんなにいいかなんて考えて、たくさんの人ごみをかきわけて、かきわけて、歩く。泣いていてる私を、誰も気…

そこで息をしていて

きみはそこで息をしていてほしい、そんな私の傲慢さを赦さなくてもいいんだ。だから、きみは、きみだけは、たしかにそこで息をしていて。 ああ、大学がはじまる。ひとの群れがうごいて、そのたびに私は仮面を変えなくてはならなくなる。憂鬱って言葉はあまり…

きみの掌がふるえている

だめになってしまった。 知らないきみの掌がふるえているのを、見てしまったから。もうだめだ、と思っていたら、ぐにゃりと白い壁が歪んだ気がした。夢だったのだ。 だめになってしまった。 家庭教師したくて7月くらいからずっと探しているんだけど、なかな…

逝く夏によせて

逝く夏? まだまだだね、まだ生きている。しばらくしぶとく生きているよ、私を殺すくらいには。私を殺せるのは、思想だけだよ。 悲しみという感情に、こんなにも身を削られることがあるのかというくらいに、苦しいことが耳に針のように刺さって、抜けてくれ…

天使は皆死んだ

呼吸することさえ苦しい暑さのなかで、きみはなにを想っているんだろう。ぼくはあんまり生きていないけれど、きみはどうですか。世界がプランテーションだったら、ちょっと面白いな、なんて妄想しているよ。 人間はよわいよ。暑さに殺されてしまうくらいには…

桜桃と純白

今年の桜桃は美味しいとか、毎年毎年比較されてるけど、桜桃なんて毎年いつも美味しい。苺だって、苺なんだから美味しいよ。毎年違っていいんじゃないかな。多分。 桜桃といえば、6/19がたまたまヴァイオリン休みで桜桃忌に行けた。めっちゃ最高。運命じゃん…

ぼくが死んだら

たとえばぼくが死んだら そっと忘れてほしい 淋しい時は ぼくの好きな菜の花畑で 泣いてくれ 森田さんが、死んでしまった。精神的にいちばん最悪だったときの私に、そっと語りかけてくれた存在。中学のときに存在を知って、今は大学に行くとき、しんどい朝は…

君のための詩を

君のための君が、私ではないと知ったとき、あなたに見えている私で、私みたいななにかを、君と呼んでいると知ったとき、私はどこにも存在しなくても、いい。 蒼い空もすべてが皮肉で、晴れよりも曇りのほうが、ずっと好き。曇りで、雨はほとんど降らないって…

夏は死の匂い

病気であることが、私の生きる術だった。病気でない私は、今までいちども存在していなかったから。病気であることで、心配されるのがたまらなく好きなのだ。とにかく両親を繋ぎとめようと必死で、自傷して、未遂して、いつもよりも優しく、生きていてくれて…

18で死ぬつもりだった

死にぞこないでちょっとよかった。 最近どうもおかしい。夢から醒めてもいつも夢だ。夢の重さと現実の重さがおんなじになって、現実味だと思い込んでいた現実がどんどん遠ざかってしまう。夢が融解している。おんなじお皿に蜂蜜とバターを盛り付けたときみた…

5月の葉

生まれたことがすごいかは知らんけど、生きてることはまぎれもなくすごいんじゃないかなって、さいきん思っている。生命の神秘。はぁ。人間の誕生。へぇ。ってかんじ。正直あまり興味がなかった。生まれたことって、すごいのかな。誰がすごいのかな。それっ…

4月の青

4月、絶望である。絶望といっても、まっくらくらのそんな絶望じゃなくて。ふわふわってしたもっとあかるい絶望。絶望は、べつにまっくらなだけじゃないなあって気がついた。大学に入って3年目になって、もう3回目なのに、新学期はいつもこんなあかるい絶望に…

『キラキラ☆プリキュアアラモード』第29話 自己の影をみるということ

※この文章には『キラキラ☆プリキュアアラモード』第29話のネタバレおよび画像が含まれています。それらが苦手なかたには閲覧を推奨しません。 私は『キラキラ☆プリキュアアラモード』という作品に対して、多大なる期待を寄せていた(いる)と言ってもいいと思…

はじめて同人誌を買った話

「漫画を読むと馬鹿になる!あなたは馬鹿じゃないんだから、馬鹿がうつるわ、返していらっしゃい!」 友だちから借りた少女漫画雑誌を抱えている小学生の私に、母親が言い放った、いまも忘れられない言葉である。 ママに嫌われたくない。ママが好きないい子に…

誰も悪くないかもしれない、ということ

この世界には、しばしば善か悪かあるいは白か黒かというふたつの思想をもって語られることがあまりに多い。だからといって、私がそのように思考することを辞められるほどの聖人でもないわけで、むしろそのふたつに支配されがちな人間であるということは、十…

『ユーリ!!! on ICE』と出生家庭

先日『ユーリ!!! on ICE』についての記事【アニメ『ユーリ!!! on ICE』からみる「既存の枠組み」からの脱却 - 水鏡文庫】を執筆して、たくさんのRTや♡をいただき、本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。 さて、今回は『ユーリ!!! on ICE』のキャラク…

『ユーリ!!! on ICE』からみる「既存の枠組み」からの脱却

2016年9月某日、私ははじめてこのアニメのディザーPVを目にした。元来フィギュアスケートの大ファンであり、作画オタク(なんて烏滸がましくて言えないただの趣味レベルです……)である筆者にとって大変な衝撃であった。「くそやばい、オシャレじゃん……」なこの…

輪廻の果てに飛び降りる

タイトルは、スピッツの「青い車」からいただきました。スピッツが昔からだいすきなのですが、なかなか意味深な歌詞が多いので、たくさんの解釈がたくさんの方によってなされています。君の青い車で海に行こうおいてきた何かを見に行こうもう何も恐れないよ …

暗鬱な世界観とその魅力

精神的に疲れたときには、明るい音楽を聴けばいいのだろうと勝手に思い込んでいました。けれど、心理学上では自分の精神状態に一番マッチする音楽を聴くほうが回復につながるということで。くらい曲を探して、まず見つけたのは。たまの「電車かもしれない」P…